35分の1の家づくりをしない
多くの場合家づくりは1年以内に終わります。その1年は住宅ローンを払っていく35年からするとほんの一瞬です。つまり「1/35の家づくりをしない」という言葉はその一瞬の理想で建てた家は35年後にいい家だったと言える家にはならないという事です。その時の流行りのデザインや間取り、考え方で作られた家は35年の間に何度もリフォームしなければ住めないかもしれません。
35年後を考えた家づくりをする
今から35年後の世界はどうなっているでしょうか?全くわかりません。
ただ、35年後に必ず変わっていることや、変わらない事があります。
・変わること
35年経てば必ず年をとり体力が衰えます。
35年後には家族構成は必ず変わっています。
・変わらないこと
35年後も断熱性能が高いとランニングコストが安いことは変わりません。
私生活を急に見られると恥ずかしい理性も変わりません。
私たちは
・必ず変わっている事に最初から対応しておく
・変わらない事に手間とお金をかける
という考え方を元に家づくりをする事で「35年後にいい家だったと思える家づくり」に少しでも近づけると信じて家づくりをしています。
家づくりの8割は間取りで決まります
その家に住んで良かったと思えるかどうかは、間取りでほとんど決まると言っていいと思います。
かといって間取り以外はどうでもいい訳ではありません。性能・デザイン・現場力・アフターフォロー等は「当たり前」としてハイレベルな基準をクリアしています。
その上でお客様にとって、最適な間取りを提案するのが僕たちの使命だと思っています。
「1000の間取りから選べます。」という売り文句の住宅会社ありますが、僕だったらその中から自分に一番合った間取りを見つけられる自信がありません。
それに間取りは多分何万、何十万のパターンがあります。1000の間取りは全体の1/100にも満たないかもしれません。
たった10年前は方眼紙に手書きで間取りを描いていました。その頃は間取りの変更があると最初は明るく受けていましたが、3回4回。。。だんだん嫌になったものです。
当時は現状と比べて10倍以上の手間がかかっていました。何度も間取りをやり直しているうちに時間切れ、「これ以上変更すると間に合いません。」という言葉が普通でした。これでは最適な間取りにたどり着けません。
僕たちは最新のCADシステムを使った間取り作成や、詳細設計の時間を極端に短縮し、浮いた時間で最適な間取りにたどり着くための努力をしています。
ローン減税などの制度やお子様の入学などで時間制限がある場合もありますが、納得していただくまでは着工しません。
実際には短時間でたくさんの間取りを共に考えられるので、納得いかずに時間切れという事はほとんどありません。
見積と3Dをセットで提案します
最初に間取りを提案するときには必ず「図面・見積・3D」をセットにして提案しています。
見積もりがなければどんなにいい間取りでも判断材料になりません。
図面だけではどんな家なのかなかなかイメージできません。
僕たちが一番聞きたくない言葉「イメージと違う」を言われないように、素材や色を決める段階では常に3Dを見てもらいながら進めていきます。
SUMIKA Labには専門の営業マンがいません
SUMIKA Labには営業マンという立場の人間はいません。必要ないからです。
住宅会社の営業マンは営業成績によって歩合制の給料になっていることがほとんどです。物件が取れなければ年収300万10軒とれれば年収1000万という世界です。だから入れ替わりも激しく、建築素人もごろごろしています。お客様にとってはどんな営業マンに当たるか、賭けのようなものです。
設計を大切にしている人間から見ると、毎年何人も入れ替わる素人営業マンが間取りを決めるなんて考えられません。
僕たちは設計のプロである設計士がお客様から話を直接聞き、その場で判断しながら間取りを作ります。